弊害
嫁のつわりは酷くなる一方で、これが1〜2ヶ月続くのかと思うと…。
そう言えば、昨日書いたつわりの功名の他にも、嫁には悪いがもう一点いい所を見つけた。
静かだ。 ъ( ゚ー^)
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甘党
つわりで苦しむ嫁を見るのは忍びないが、うれしい誤算がちょっとある。
食欲がないのだ。
つわりは最近始まったばかりで、おやつの配分は全く考慮していなかった。
甘い物好きの夫婦としては、いつもお互いに気を使って食べなければいけなかったが、
今となっては、嫁に甘いものを食べる気力は残っていない。
まして、何だかおいしそうなものがたくさん備蓄してある。
クリスマスケーキなんかは、丸々一人で食べることになりそうだ♪
しかし、嫁曰く
(σ・∀・)σ 『何を食べたか書いておいてね。貸してあるだけだから。
つわりが治ったらきっちりと返してもらいますからね♪』

誰が、痕跡などを残しておくものかっ!? щ(゚д゚щ)
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たばこ
嫁は相変わらずつわりが続くが、13時間睡眠を敢行する。
寝過ぎだろ (゚Д゚)ノ
と突っ込みたいところだが、そこは妊婦。しょうがないことなのだ。
つわりのせいで匂いにも過敏になり、台所で小さくなって吸っていたタバコの匂いにも敏感に反応して、

 ( )`‥´( )『アホな子が生まれたら、アナタのタバコのせいだからねっ!!』とどやされる。

「匂いは大丈夫だし、頭の良し悪しは遺伝だろ」とは、口が裂けても言えず、
どんどん肩身の狭い生活を強いられそうだ。。。
タバコ、止めようかな ( ゚Д゚)y−~~
数ヵ月後には、嫁も産休に入らねばならず、必然的に我が家の収入も半減。
つまりお小遣いも半減せざるを得ないだろう。
想像するだけでゾッとする。
タバコを止めれば、月8000円位は浮くだろう、年間96000円だ。
これは大きい。
嫁にもいびられずに済むし、吸ったと思って貯金をすれば一年で10万円だ。
夢は広がる♪ (´-`).。oO
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次の日
12月23日(金曜日)
衝撃の告白から一夜明けた。
が、僕の頭は寝ても覚めても子供の事ばかりを考えている。
『子供の事』と言っても、その子のための考えではなく、自分に降り掛かるであろう問題の事だ。。。
困った限りである( θ_Jθ)
嫁の頭の中は、すっかり母親モードに切り替わっているのだろうか?
こういう時の女性は強い、と聞くからなぁ…。
今日は早速、嫁が「たまごクラブ」を買ってきた。
サブタイトルは「初めての妊娠」。早速熟読してみるが、ふぅー、女性って大変なのね。。。
こりゃー、「初めての妊娠(パパさん編)」みたいなのを読まないと駄目だな!
まるで他人事のようにしか思えない…。
情けない(´・д・`)
嫁は、多分俗に言う「つわり」に襲われている。
TVで得たイメージとは大差があり、四六時中吐き気や腹痛に悩まされているようだ。
幾らかでも助けてやりたいとは思うが、生理痛と同じく、個人差はあるものの誰もが通る痛みで、
軽んじて薬を飲むわけにも行かず、病院へ行ったとしても「しょうがないですね」で片付けられるだろうし、
僕が出来る事と言ったら家事をすることだけ位だ。。。
でも、この痛みに苦しみながら、母親である事、お腹に生命が宿っている事を実感しているのだろうか。
女性は、儚くて脆い存在だと認識しているが、
どうやら出産を通してその価値観は覆されるようだ… グハ!(゜o゜(☆○=(-_- )ゲシッ
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妊娠発覚
(´-`)ノ 『クリスマスプレゼントをあげる。いつかね…。んー、あげるって言うのかなぁ』
( ゚Д゚)ハァ? 『はぁ?意味わかんないよ。。。食べ物?』
(´-`)ノ 『いつかあげる。』

唐突に始まったその会話は、例のごとくと言うか、良くわからない内容だ。
嫁は、時々、訳の分からない事を口走る。
「どうせ深い意味のない話だ」と、理解する気がない僕にも原因があるのだろうが、
今日は一段と理解不能だ。
だいたい、クリスマスにあげるのだから「クリスマスプレゼント」と言うのであって、
「いつか」と時期を指定しないのであれば、ただのプレゼントではないのか!?
しかも、もしクリスマスプレゼントであったとしても、
それは先日一緒に購入した、唯一似合うハンチングではなかったのか!?
去年のクリスマスは、お互いプレゼントは無しにしようと話していたのに、
急にシャツとセーターをもらって、次の日に焦ってバーバリーの手袋を買いに行った。
今年もまたまた段取り空しく、嫁に驚かされるクリスマスを過ごさなくてはいけないのか…。
喜びと不安がいりまじる。もしかして、また出費が…。

結婚一年目の年賀状製作に向けて準備を進めようとしていた矢先で、
僕の手は同級生の住所を聞こうと母に電話するため受話器を持ったまま止まる。
(まぁいい、どうせまた意味のない話だ。余計な詮索は止めておこう。)
と、半ば飽きれた状態で再び受話器を握り締めた。

( ゚Д゚)『母さん、居るかなぁ?』

嫁は、何でか知らないけど、母の一週間の予定を大体把握している。
と言っても、仕事が終わってからの予定の話で、「月・木はママさんバレー」とかそういった類の話だ。
「そんな事簡単に覚えれるだろう」とは思っても、英単語を覚えるよりもはるかに必要性が高いが、
なかなか覚えることが出来ずに5年が経つ。
だから結局、実家に電話をするのは、大体22時〜23時と決めている。
しかしそこは、母の予定すら覚えられない僕が、ピンポイントで電話を掛ける事を思い出すのは至難の技で、
結局思い立った時に、携帯に着歴を残すか、こうして嫁に母の予定を聞いて家電に掛けるのである。

(´-`) 『あぁ、今日は居るんじゃない。』
( ゚Д゚)『あぁそう。』
(´-`) 『あぁ違う。今日はバレーだ。』
( ゚Д゚)『あぁ、そう。』
(´-`) 『でも、居るよ』
( ゚Д゚)『はぁ?だってバレーでしょ。まだ帰って来てないよ!』
(´-`) 『でも、いるんだよ』

┐(´д`)┌ ヤレヤレ 嫁の頭はいつにも増して、空回りをしているようだ。

(´-`)『お腹の中に…』

(*´д`)ん〜、何と返していいのやら…。軽いトランス状態だな。

(´-`)『赤ちゃんが…』

┐(´д`)┌ん〜、ヌイグルをいじりすぎたか…。 んんっっ!?

( ゚Д゚)『はっっっっ!?』

(´-`)『だから、赤ちゃんがお腹に居るの。』

ん〜、会話の流れから到底辿り着くことが出来ない話の振りようだ。
でも、こんなシリアスな冗談は、さすがの嫁も口にした事はない。。。
もちろん、僕だってない。冗談にしては重すぎる内容だ。
が、あまりにも唐突すぎる。
もう少し、やんわりと、雰囲気とか、予兆とかあってもいいのでは…。
この流れは強引過ぎやしないか。
まだまだ信じられない。。。

( ゚Д゚)『お腹の中に赤ちゃんが?本当?嘘でしょ?』

(´-`)『うん、居る』

嫁はいたって冷静だ。
動揺を隠せず、上の質問を何度も繰り返す僕に、冷静に同じ答えを繰り返す。
どうやら、本当のようだ。
先の新婚旅行で Made in Itary を狙っていたのは確かだが、
こうもあっさりと事が運んでいいものなのか!?
『子供』ってそんなに簡単に出来るものなのか!?
外堀を固めなくては。。。
『結果』だけでは、この動揺は収まらない。

生理が遅れていると言うのは聞いていたが、旅行のために薬を使って生理をずらした弊害だと思っていた。
その後も、体調がすぐれないとは言っていたが、毎度のことで特に心配はしていなかった。
本人にしてみれば、いつもの具合の悪さとは違ったようで、
一人で妊娠検査薬を試したそうだ。
結果は陽性反応。
20日(火曜日)に婦人科に行き、
『妊娠5週です。2週間後にまた来てください。』と言われて、今日に至ったそうだ。
ちなみに、まだ誰にも話していないらしい。

嫁から説明を聞いている間の僕は、上の空のような、真剣なような、動悸だけが激しかったのを覚えている。
「話の何処かに欠陥がないか?」
「妊娠と言われた根拠は正しいのか?」
「本当に妊娠と呼べるのか?」
素直に言うと、ただ単純には喜べなった。
嬉しくないと言ったら、それは間違いだが、
TVで見るように、飛び上がって抱きつくような気持ちにはなれなかった。
無我夢中で、その事実を受け入れるための根拠、理屈、理由を、頭のなかでひたすら探し、
今まで積み上げていた人生プランを、再構築する作業をし始めていた。

どうやら本当のようだ。
嬉しさと不安がこみ上げて来る。
早く両親に伝えたい。初孫だよって。
早く友達に伝えたい。。。みんなどんな顔をするだろう?
生まれたら、あれもしたいこれもしたい…。
でも、お金は?住む場所は?仕事は?嫁の体は?僕の時間は?将来は?
赤ちゃんは五体満足?先天性の病気は?後天性の病気だって既にDNAに刷り込まれているかもしれない…。
考えれば考える程、次々と良いも悪いもイメージが膨らむ。
際限なく広がり続ける宇宙みたいだ。
考えれば考える程、イメージに飲み込まれそうになる。止まらない。
落ち着いて、今やれる事を、今考えれる事を、少しずつ処理していかないと、、、
僕のCPUはオーバーフロー寸前だった。

嫁も、もう少し心の準備をさせてくれれば良かったのに。
妊娠検査薬とかも、二人でどきどきしながら待ってみたかったのにさ。
病院だって、女の人ばかりの待合室で、緊張した面持ちで待つ僕が、
『あら、カッコイイ旦那さんねぇヘ(゚∀゚ヘ)』とかって、ヒソヒソ話されたかったのに…。
妊娠を考えていなかった訳ではないが、あまりにも急すぎるし、それにあっさり出来すぎる。
残念ながら僕の周りには、あまり恵まれていない夫婦が多い。
たとえ、妊娠したとしてもそれは『努力』の成果であって、僕達の状況とは掛け離れている。
昨今、出来ちゃった結婚なるものが増加しているらしいが、それは何処かで違う人種だとも思い込んでいた。
先入観として「赤ちゃんは努力して授かるもの」と、頭にこびり付いていたし、
詳細は伏せるが、「僕は欠陥商品だ」とも思っていた。
新婚旅行で一度や二度試してみた程度では、到底授かるものではないと。
僕達は、1/100の確立が一回目で来たのか、そもそも95/100位の確立の二人なのか…。

まぁ、とにかく妊娠したのは確かなようだ。
今はまだ、「胎芽」という状態で、本当に妊娠確定となるのは2週間後の検査で
「鼓動」が確認できた時だそうだ。
でも、今も嫁の子宮内では、細胞分裂が絶え間なく繰り返されている。
知識としての、細胞分裂、DNA、細胞核、ミトコンドリア、RNA、、、が、
僕と彼女を原因として、彼女のお腹の中で、彼女とは別な生命体として、活動していると思うと、
何だかグロテスクだ(゜∀。)
本当に人の形として出てくるのだろうか?
心配は尽きることは無いが、この子の人生が始まったのは事実で、
それを無かった事にするのは、もう出来ない。
僕はまだ、父親になる事の意味、覚悟、自覚、知識、全てにおいて不足している。
と言うか、ゼロである。
大人達は良く、「出来れば、なんとかなる」と言うが、本当にそれでいいのだろうか?
とは言うものの、実際出来てしまってから準備をせざるを得ない状況になってしまった。

残り約10ヶ月、この先、僕の心の内を素直に書いて行こうと思う。。。
成長することを願って。
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